令和5年9月
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Webサイトの製作費
1.序章
今回の税務調査は暑い夏の出来事でした。
突然1本の電話が当税理士事務所に鳴り、当事務所が関与している広告代理店に税務調査に伺いたいととの事でした。
当初調査日程を2日間先方は希望していましたが、社長・私・担当スタッフの日程が忙しく取れないので何とか1日で勘弁してもらえないかと交渉した結果、1日の日程で可能となりました。
調査会社のボリューム等を考えると1日では無理かなと思いましたが、意外にOKとなり税務署には言ってみるものだなと思った次第です。
2.税務署の担当者
当日10時にお見えになった税務署の担当者はまだ24・25歳ほどのうら若い女性担当者でした。
意外と美人? で物腰がソフト でも、外見で判断してはいけません。
今まで何度それで失敗? したことやら。
3.税務調査の問題点
まだ年齢が若いせいか実際経験した調査件数も少なく、指摘ポイントも的がずれていましたが、いずれは優秀な調査担当者となるような感じの人でした。
1日という短い時間の中で、問題となりそうな指摘ポイントをいくつか拾いその中で問題となったのがWebサイトの製作費300万円弱のものです。
4.Webサイトの製作費の内容
Webサイトと言ったら通常自社の会社案内をするサイトを想像しますが、今回のWebサイトは自社の会社案内サイトでなく、Yahooのトップページのようなサイトです。
Webサイトに得意先が自社の広告を出稿し、その掲載料を頂く。
そんな思惑で作成したWebサイトです。
でも、まだまだ得意先の出稿が少なく料金をいただける状態でなく、2年弱無料で運営しているWebサイトです。
5.結果
何も問題なく税務調査は終了しました。
①データベース部分の製作費は30万円未満で一旦資産計上し、少額資産で1度に減価償却していること。
②広告掲載料で収入が上がっておらず、売上原価になるものでもないこと。
当事務所のスタッフがしっかり指導・監査等を行っていた結果です。
ありがとうございました。